原因・対応

不登校になった時に転校すべきかどうか?【カウンセラー回答】

「子どもが不登校になった時に転校すべきかどうか」

不登校に関することで最も悩ましい問題の一つです。

学校が変われば行けるようになるかもしれないと思いつつも、新しい環境になじむのは大変ですし、それなら元にいた学校に戻るほうがいい気もします。

でも、長く休んでいると元の学校に戻るのは気まずさもあります。

そこで今日は、「不登校になった時に転校すべきかどうか」について説明したいと思います。

ABOUT ME
タカジン
自分自身も不登校になった経験を活かし、300以上の不登校生の家庭を支援してきた不登校カウンセラー。不登校生の保護者の相談サービス『ぴあぽーと』を運営。

子どもが自分で決めるのが大事

子ども,決断

結論から話をすると、転校するかしないかは子どもに意見を聞き、子どもが自分で決めることが一番大切です。

どうするのが良いと思うか、どうしたいのかを聞き、お子さんに自分で決めさせるのです。

なぜ自分で決めるのが大事かというと、元の学校に戻っても新しい学校に転校しても、絶対に壁にぶつかる時はあるからです。

最初の方は気まづかったり、教室でどう振る舞えばいいか分からなかったり、勉強の遅れを取り戻すのに時間がかかったりと、どんな道を選んでも人生において困難な状況は必ずやってきます。

その時に、自分の道を親が決めたとしたら、うまくいかないことを必ず親のせいにするでしょう。

違う道を選べばよかったと思うでしょう。

だからこそ、子どもが自分で決めることが大切なのです。

自分の子どもを信用しよう

子ども,信用

子どもが自分で決めるのが大事というアドバイスをすると、多くの親御さんは、

「うちの子は自分で決められない」

「子ども決めさせるのは不安」

とおっしゃいます。

たしかに、お子さんが不登校になると、親御さんとお子さんのコミュニケーションがうまくいかなくなり、子どもを信用しづらくなります。

「うちの子が正しい方を選べるはずがない」

その想いはわかりますが、転校してもしなくても、選んだ道でがんばるのは本人です。

がんばるためには、「自分で決める」というプロセスが必要なのです。

親が決めたら、壁にぶつかった時に、親のせいにしてがんばれなくなります。

だから、子どもにとって大事なことは、子どもが決めるようにしてください。

子どもが自分で決められるように

子ども,信用

ただし、子どもは十分な情報を持っているわけではありません。

だから、色々な情報を集めて選択肢を示してあげること、それぞれの選択肢について一緒に調べることが大事です。

「こんな学校があるよ」

「こんなところで勉強する道もあるよ」

「不登校経験者でこんな人がいるよ」

というように選択肢を示してあげたり、実際に転校の候補の学校に見学に行ったり、フリースクールの先生に話を聞きに行ったりすると、子どもも考えやすくなります。

もちろん、その時に親としての考えや気持ちも伝えてください。

その上で、「あなたが自分にとって一番良いと思う方法を選んでいいんだよ」と言ってあげるのです。

お子さんが勇気をもって決断したら、いろいろ言いたい気持ちをぐっとこらえて、しっかり応援してください。

いじめが原因で不登校の場合

子ども,信用

ただ、いじめが原因で不登校になった場合は注意が必要です。

いじめが解決しそうであれば元の学校に戻ってもいいと思いますが、いじめが陰湿になっていたり解決する見通しがつかない場合は、転校するほうが良いです。

その時は、親が子どもを守るようにしましょう。

最後に

子ども,将来

繰り返しになりますが、転校に限らず子どもに関係することは、子どもにも意見を求めてください。

「子どもにわかるはずがない」

「子どもには難しくて理解できないだろう」

と言う方がいらっしゃいますが、それは説明の仕方が悪いか、親子間のコミュニケーションが元々成り立っていないかの、どちらかです。

そういう場合は、まず普通にコミュニケーションがとれる関係性を取り戻しましょう。

不登校生への対応やコミュニケーションは、こちらの記事が参考になると思います。

ぜひ、ご覧ください。

不登校生の親向け
オンライン相談サービス

私は長年、不登校の家庭を支援していますが、自分自身も不登校の経験があります。

当時はすごくつらかったですが、その経験がいま不登校カウンセラーとしてとても力になり、これまで300名以上の不登校生を支援してきました。

不登校は子どもの成長のステップの一つであり、適切に対応すれば必ず次に進むことができます。

「どうすればいいか分からない」と悩んだ時は、ぜひお気軽にご相談ください。

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