通信制高校

不登校生は通信制高校だけで勉強は十分?塾やサポート校は必要?

「通信制高校だけで勉強は十分ですか?」

「塾やサポート校も通わせた方がいいですか?」

不登校生の親御さんから時々このようなご質問を頂きます。

たしかに、不登校生は勉強が苦手な子が比較的多いですし、学校を休んでいる間に勉強が遅れてしまうこともあります。

そのような中で「通信制高校だけで大丈夫か?「塾やサポート校も必要ではないか?」という不安が出てくるのはよくわかります。

また、大学受験を見据えた時にどうすべきかという問題もあります。

そこで、今日は「通信制高校だけ勉強は十分か?」という質問にしっかり答えたいと思います。

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タカジン
自分自身も不登校になった経験を活かし、300以上の不登校生の家庭を支援してきた不登校カウンセラー。不登校生の保護者の相談サービス『ぴあぽーと』を運営。

通信制高校の勉強はどんな感じ?

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まず、通信制高校だけで勉強は十分かどうかを考えるために、通信制高校のカリキュラムがどんなものかを正しく理解しましょう。

通信制高校とは、毎日学校に登校しない代わりに、学校が定めた回数のレポートを作成・提出して学習を進める高校です。

最近ではインターネットを活用した学習システムを提供し、スマホ、タブレット、PCで学習を進める学校が増えましたが、カリキュラムの内容はそのものは変わっていません。

レポートといっても、穴埋め式の問題に回答するものが大半です。

完全に理解していないと解けない記述式と異なり、穴埋め式はなんとなく理解していたら解けることがほとんどです。

そのため、通信制高校の勉強は、平均的な学力の高校生には簡単な内容になっています。

分からなくても、ある程度の基礎学力がある子どもなら自分で調べて解くことができるレベルです。

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中学で不登校の場合はサポートが必要

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ただ、中学で長期間不登校になると、学力が同学年の子どもたちと比べて大きく劣っていることがあります。

そうなると、一人でカリキュラムを進める通信制高校の勉強は苦戦することがあります。

その場合は、家庭教師、塾、サポート校などを必要に応じて利用しましょう。

サポート校とは、通信制高校が運営している塾です。

通信課程のカリキュラムの学習をサポートしたり、受験対策をしたり、デザインや芸能など自分の好きなことを学ぶことができたりします。

(※サポート校によって用意されているコースは異なる)

中学で勉強が不十分であったため、一人で通信制高校のカリキュラムをこなすのが難しい不登校生には、入学した通信制高校のサポート校に通うことをすすめています。

なぜ塾よりもサポート校をすすめているかというと、塾よりもサポート校の方が、通信制課程との連携がスムーズだからです。

心や体の問題によってサポート校に通うのが難しい場合は、家庭教師を利用するのが良いでしょう。

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高校で不登校の場合はその子次第

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高校で不登校になり、途中で通信制高校に転入・編入した場合は、不登校の期間の長さやその子の学力によって「通信制高校だけでも大丈夫かどうか」が決まります。

以前インタビューした通信制高校生のゆうとくんは、もともとは中高一貫の進学校に通っていたこともあり、

「ほとんどの人はひとりで大丈夫だと思います」
「卒業するだけなら塾やサポート校は必要ないと思います」

と言っていました。

不登校になるまで、高校の授業やテストで他の子に比べて大きく苦戦していたわけでなければ、通信制高校の勉強は一人で簡単に進めることができます。

ただ、不登校期間が半年以上あったり、もともと勉強が非常に苦手であれば、サポート校・塾・家庭教師などを利用する必要があるでしょう。

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通信制高校だけで大学受験は難しい

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ただ、大学受験となると勉強の難易度が高くなるし、合格しないといけないプレッシャーも出てくるので、一人で勉強するのは難しいです。

前述のゆうとくんも、進学高出身で勉強はできる子でしたが、

「一人で受験勉強するのは不安です」

と言って、私がボランティアで教えている塾に来るようになりました。

実際、全日制高校の生徒も大学受験する場合はほとんど塾に通うので、通信制高校生も塾に通うのは当然といえば当然です。

近くに良いサポート校があるのであれば、サポート校の受験対策コースを選んでも良いと思います。

家の近くの塾とサポート校の

  • 志望校の合格実績
  • 費用の安さ

を確認し、どの塾やサポート校が良いかを比較検討してください。

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通信制高校のサポート校の費用は高くない

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通信制高校に入学した時に、通信課程とサポート校の両方を利用した場合の費用ですが、学校やコースによって金額は大きく異なります。

例えば、いま最も人気の通信制高校『N高校』で通信制課程とサポート校の両方を利用した場合、入学金なども含めた1年目の年間費用は、

  • 週5日通学コース:719,240円
  • 週3日通学コース:507,560円
  • 週1日通学コース:289,400円

となっています。なので、1ヶ月あたりの費用は、

  • 週5日通学コース:59,936円
  • 週3日通学コース:42,297円
  • 週1日通学コース:24,116円

となります。

通信制課程に加えてサポート校も利用すると月に2万円以上かかります。

学校とコース次第では6万円以上かかることもあるでしょう。

ただ、公立の全日制高校と塾の両方に通っても同じぐらいかかります。

ましてや、私立高校と塾の両方に通うと、通信制高校とサポート校の両方に通うよりもはるかに大きな費用がかかります。

そのため、通信制高校とサポート校の両方に通うのはコスパの良い選択です。

※2年目以降は入学金などの初期費用がないので、本記事の記載金額よりも通信制高校の学費は下がる場合が多いです。

※下記の記事で学費の安い通信制高校を紹介しています↓↓。

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通信制高校の費用はいくら?学費や授業料が一番安い通信制高校は?

最後に

通信制高校,コース,選び方

お子さんの心身が弱っている場合は、まずは通信制高校の通信制課程だけでいいと思います。

その場合に外部サービスを利用する場合は、家庭教師をおすすめします。

サポート校や塾の利用を検討するのは、本人が回復した後や進路について考えるようになってからでいいでしょう。

勉強や進路探しに対して意欲がある場合、精神的に元気な場合は、最初からサポート校を利用するのもありです。

サポート校を利用する場合(=通学コースを選ぶ場合)は、親子で相談しましょう。

ちなみに、私は不登校カウンセラーとしておすすめできる通信制高校を都道府県ごとにまとめています。

「サポート校(キャンパス)の有無、進学実績、学費の安さ、評判」の4つのポイントでおすすめできる通信制高校を紹介しています。

よかったら、ぜひご自身が住む都道府県のページを確認してみてください。

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