不登校経験談

不登校経験者が語る「友だちや親のうれしかった対応・接し方」

こんにちは。不登校カウンセラーのタカジンです。

子どもが不登校になった時にどう対応すればよいのかは、親御さんであれば誰もが悩むものです。

いつもは、私がお悩みを聞き、そういった対応についてアドバイスをしていますが、今日は不登校経験者の声を届けたいと思います。

ぴあぽーとは、不登校経験のある大学生がアルバイトで働いているので、「不登校の時にうれしかった友だちや親の対応・接し方」を彼らに聞いてみました。

また、「嫌だった対応や接し方」も聞いてみました。

ABOUT ME
タカジン
自分自身も不登校になった経験を活かし、300以上の不登校生の家庭を支援してきた不登校カウンセラー。不登校生の保護者の相談サービス『ぴあぽーと』を運営。

不登校中にうれしかった周囲の対応や接し方

不登校,良い対応,接し方

親が「情操が豊かになれば」と子犬をもらってきて、家で飼い始めた。

一人っ子だったし、学校に行けなくて遊ぶ友だちもおなかったので、すごくうれしかった。

親に夏休みに小学生キャンプのスタッフをさせられて、キャンプに行った

行く前は嫌だったけど、自然の中で活動したり小学生と遊んだりして、気持ちがなんだかすっきりした

仲の良かったクラスメイトと交換ノートをした。

クラスメイトが励ましてくれたり、連絡をくれたり、一緒に遊んでくれたりした。

先生が「進級できるかどうかよりも、君自身がどう生きるかのほうが大切」と何度も伝えてくれた。

親は留年するならもうやめたほうがいいと言ったけど、「今は休んではいるけど学校をやめたくない」と言う私の味方になってくれた。

そして、留年して次の年から学校に行くことの親への説得を一緒にしてくれた。

親ができないことを叱るのではなく、できることをほめてくれるようになった。

学校に行ってなくても、がんばってることや熱中していることをほめてくれるようになった。

親が大学生の家庭教師をつけてくれた。

勉強を教えてもらうだけでなく、いろんなことを相談したり、大学の話を聞いて、自分も大学に行きたいと思った。

不登校中に嫌だった周囲の対応や接し方

不登校,良くない対応,接し方

親が「いつ登校するのか?」「学校に行く気がなければ別の道を」などと頻繁に詰問してきた。

不登校の原因を「思い通りにならない親への腹いせに休んでいる」と親に誤解された。

神経科クリニックで睡眠薬を処方され、カウンセラーは「今週何日出席したか」「睡眠薬は飲んでいたか」「睡眠薬で生活を正して毎日登校を」という話しかしなかった。

親の知り合いに呼び出され、説教された

クラスメイトから「なんで学校に来れないの?」と何度も聞かれた。

学校の先生から学校に来るように説得された。

不登校生への良い対応と良くない対応の違い

不登校,良い対応,良くない対応

不登校における良い対応を見ると、不思議な印象を受けます。

なぜなら、良い対応は不登校に関係のないことばかりだからです。

ーーーーー

犬を飼うと動物とふれあう楽しさに恵まれ、素敵な思い出がいっぱいできるので、不登校生でなくてもいい影響が与えられるはずです。

自然の中で小学生やスタッフと共同生活をし、ボランティアをすることも、不登校に関係なく大きな学びと感動があります。

先生と濃密な対話をすること、友達と支え合うことも、不登校でなくても誰がやってもいい経験になるでしょう。

ーーーーー

逆に良くない対応は、学校に復帰させることだけが目的であり、不登校を前提にしたものになっています。

良い対応と比べると、その違いは明らかです。

だから、「学校に行けるようにする」という成果を直接的に実現しようとする必要はありません。

不登校であることを意識せずに、相手のためになることをすればそれでよいのです。

それが、学校に行けるようになることにも結果的につながるのです。

あわせて読みたい
不登校生の親は子どもに「学校に行きなさい」と言わない方がいい?こんにちは。不登校カウンセラーのタカジンです。 先日、お子さんが不登校の親御さんから「学校に行きなさい」って言わない方がいいかどう...

最後に

不登校,良い対応,良くない対応

「自分の対応が間違っていたらどうしよう?」

「この対応で本当にいいのか?」

親御さんの相談を受ける中で、このような不安はよくお聞きしますし、みなさんも同じ気持ちになることがあるかもしれません。

ただ、たくさんの不登校経験者の話を聞いてわかったのですが、良い対応だけをしてもらえた人は一人もいないのです。

つまり、不登校生の親御さんは、みんな試行錯誤を繰り返しているのです。

だから、不登校の子どもへの対応は、全体としてプラスになっていればよいのです。

「適切な対応、成功した対応」が「不適切な対応、失敗した対応」よりも大きな影響を与えられたら、それでよいのです。

思いついた対応が本当にいいものかどうかを考えるのも大事ですが、まずは一度やってみてください。

うまくいかなければやめて、別の方法を考えればいいだけなんです。

そんな気持ちで、不登校の子どもをまわりの人たちは支えてあげてください。

不登校生の親向け
オンライン相談サービス

私は長年、不登校の家庭を支援していますが、自分自身も不登校の経験があります。

当時はすごくつらかったですが、その経験がいま不登校カウンセラーとしてとても力になり、これまで300名以上の不登校生を支援してきました。

不登校は子どもの成長のステップの一つであり、適切に対応すれば必ず次に進むことができます。

「どうすればいいか分からない」と悩んだ時は、ぜひお気軽にご相談ください。

詳しくはこちら

関連記事