原因・対応

不登校生の親は子どもに「学校に行きなさい」と言わない方がいい?

こんにちは。不登校カウンセラーのタカジンです。

先日、お子さんが不登校の親御さんから「学校に行きなさい」って言わない方がいいかどうかを聞かれました。

子どもが不登校で家にいる姿を見ると、「学校に行きなさい」と言いたくなります。

でも、それで効果はあるのか疑問だし、かといって言わないのもどうなんだろうと思いますよね。

そこで、今日は「不登校の子どもに学校に行きなさい」と言うべきかどうかを説明します。

ABOUT ME
タカジン
自分自身も不登校になった経験を活かし、300以上の不登校生の家庭を支援してきた不登校カウンセラー。不登校生の保護者の相談サービス『ぴあぽーと』を運営。

「学校に行きなさい」と言うべきではない

学校

自分におきかえて、少し考えてみてください。

あなたなら、できないことを「やれ」と言われてやる気になるでしょうか?

40度の熱が出て死ぬほどつらい時に、旦那さんから「早くごはんつくれ」と言われたら、どんな気持ちになりますか?

きっと「私は愛されていないんだ・・・」と思うでしょう。そしてますます元気をなくすでしょう。

不登校生にとって「学校に行きなさい」と言われることは、できないことを「無理にでもやれ」と言われているのと同じなのです。

「学校へ行かなくてもいい」と言ってもいけない

学校

じゃあ、「学校へ行かなくてもいい」と言うべきかというと。そうでもありません。

子どもは自分の都合のいいように、誤った解釈をすることがあります。

よくある例を挙げると、先輩が「勉強したのは中3からで、中2までは勉強していなかった」と言うのを聞くと、子どもは本当にそれを真似することがあります。

「学校へ行かなくてもいい」と言うと、「学校は別に行く必要ないから行かなくてもいいんだ」と捉えてしまうリスクがあります。

だから、「学校へ行かなくてもいい」と言うのもよくありません。

不登校生が学校に行くためには?

不登校,学校

じゃあどうすればいいかというと、不登校生が学校に行けるようになるためには、次の二つが大切だと私は思います。

子どもの意思を尊重することを伝える

大事なことは、学校に行けない時も、学校に行きたいと思い始めた時も、常に子どもの気持ちも味方でいてあげる事です。

だから、「学校に行かなくてもいい」というのではなく「自分で決めなさい」と伝えてあげてください。

「自分で考えて自分で決めなさい」

「お母さんはいつでもあなたの見方だから」

「行きたくない時は気持ちを尊重するし、行きたいと思った時は応援する」

と伝えることが大事です、

嘘はいけません。子どもは親の嘘を見抜きます。

本当に心の底からこう言ってもらえたら、親の愛情が心の支えとなっていれば、来るべき日に勇気を出せるはずです。

元気になってもらう

当たり前ですが、大人が仕事に行くためには元気が必要なように、子どもが学校に行くためには元気が必要です。

特に不登校になった子どもは、何かしらのストレスを感じて行けなくなったので、たくさん元気が必要です。

つい、親はまず学校に行ってもらおうとするのですが、「元気になる→学校に行く」という順序であることを忘れてはいけません。

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Kさんのお話

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ここで、私が以前に支援していたKさんのお話を紹介したいと思います。

Kさんは中1の娘さんの不登校が続いていて、みなさんと同じように子どもの不登校に悩んでいました。

きっかけは、クラスの女子全員で一人の子をいじめようという話になった時に、Kさんの娘さんが拒否したことでした。

それ以来シカトされるようになったり、容姿の気にしている部分をバカにされるようになったのです。

その後転校もして、不登校の原因になったいじめは取り除かれたのですが、イジメられた時にバカにされた容姿が気に病み、学校に行くことはおろか外出することも難しくなりました。

ただ、娘さんは家の中では元気なので、Kさんはいらいらするようになり、私に相談してきました。

私は、

  • お子さんに気持ちを尊重すると伝えること
  • 元気になってもらうこと
  • 容姿を褒めて持ってもらうこと

をKさんに繰り返しアドバイスし続けました。

ここでKさんがすごかったのは、娘さんをディズニーランドに連れて行ったり、一緒に旅行やライブに行ったりと、娘さんとトコトン遊んだことでした。

学校に行かなくなると、外で遊んだり楽しんではいけないと親子ともにどうしても思い込んでしまうのですが、Kさんは娘さんの手を引いてその壁を取っ払い、とことん一緒に楽しみました。

そしてとにかく娘さんの容姿のいろんな部分を毎日ほめるようにしたのです。

本人が否定しても、「私は好きよ」ととにかく褒め続けました。

そしてKさんの娘さんは、中学2年の1学期から少しずつ学校に行けるようになったのです。

最後に

不登校,遊ぶ

不登校になっているあなたのお子さんは元気にしていますか?

笑っていますか?

そして親であるあなた自身も笑っていますか?

不登校だからと言って、毎日を楽しんではいけないと思ってはいけません。

不登校だかららこそ、学校に行く元気を養うため、いっぱい楽しまないといけないのです。

いつでも子どもの味方でいること、不登校の時こそ一緒にいっぱい遊ぶことを、忘れないでください。

不登校生の親向け
オンライン相談サービス

私は長年、不登校の家庭を支援していますが、自分自身も不登校の経験があります。

当時はすごくつらかったですが、その経験がいま不登校カウンセラーとしてとても力になり、これまで300名以上の不登校生を支援してきました。

不登校は子どもの成長のステップの一つであり、適切に対応すれば必ず次に進むことができます。

「どうすればいいか分からない」と悩んだ時は、ぜひお気軽にご相談ください。

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